皆様、こんにちは!NY de Voluteerです。
今回はNY市内のレクリエーションセンターで行った、書道ワークショップの模様をお伝えします。4月17日を皮切りにConstance Baker Motley Recreation Centerにて3週連続で実施しました。NYでご活躍中のヒラドキー由紀先生をお迎えし、本格的に書道にチャレンジした様子をお伝えいたします!
>目次
4月17日 第1回目:書道の基礎
4月24日 第2回目:来週の清書にむけて
5月1日 第3回目:いよいよ清書へ!
3回のワークショップを終えて
4月17日 第1回目:書道の基礎
初回ということもあり、どのくらいの方が参加するかドキドキしていましたが…なんと椅子と机を何度も追加するほどの満員御礼っぷり。中には先日の折り紙ワークショップから連続で参加してくれた方もいました。
まずは書道を初めて体験する方々に向けて、「書道の基礎」と「歴史」を説明します。
約3000年にも及ぶ書道の歴史や「隷書・篆書・楷書・行書・草書」について、スライドを使って説明。また「道」と「心」を使って、書き方次第で個性が表現できることもお伝えします。
筆の正しい持ち方や姿勢なども説明し、いよいよ実践です!
実際に筆を持ってみるとうまく持てなかったり、半紙を上手に抑えることができなかったりする方が多かったため各テーブルごとにスタッフやボランティアさんでフォロー。第1回目は直線・止め・はらい・点などの基本的な練習を行いました。用意した字は「大」や「犬」「人」など生活に馴染みのある漢字だったこともあり、参加者の皆さん楽しそうに書いています。また日本では小学校から書道の授業がありますが、英語で説明するとなると難しいもの。「はらうって英語でなんて表現するんだろう?」と私たちもそれぞれ協力し合い、進めていきました。
最後に「幸」「美」という字にも挑戦。始めは書き順もわからなかった参加者の皆さんですが、先生やボランティアさん・スタッフたちと一緒に練習していくうちにあっという間に上手に難しい字も書けるようになっていきました。
4月24日 第2回目:来週の清書にむけて
第2回目は来週の清書にむけて、さまざまな字を練習します。用意した字は「日」「月」「小」「心」「気」「花」「春」。まずは先生の周りに集まり、筆の持ち方や前回書いた漢字の復習を行いました。実際に先生に説明して頂き、真剣に聞いています。私たちも含めて先生の書く美しい書道には感動です。
席に戻って、それぞれ実践開始。
「はねる」「はらう」という感覚がアルファベットにはあまりないのでとても難しいようです。参加者の方々はボランティアさんと一緒に筆を持って何枚も練習を繰り返します。先生も各テーブルを回りながら丁寧に教えてくださいました。
この日人気があった漢字は「心」。理由は「なんだか笑っているみたいでかわいい!」
よく見ると確かにスマイルのようです。活動をしていると、日本文化を教える側の私たちが反対に新しい発想を教えて頂く機会も少なくありません。
練習していくうちにあっという間に上手に書けるようになり、嬉しそうに作品を見せてくれました。第2回目ということもあり、参加者の方々も緊張がとけていったのか先週よりさらに楽しそうでなによりです。
5月1日 第3回目:いよいよ清書へ!
最終回である第3回目はご自身のお名前をカタカナで書いて清書を完成させる予定です!
まずは小筆を使って、ボランティアさんと共にカタカナで名前の練習をします。
ボランティアさんがその場で書いてくれたお手本を皆さん見ながら、何度も練習していきます。自分だけのお手本をとても大切にしてくれる姿が印象的でした。
お名前の練習を終えたら、いよいよ清書です。今まで習った漢字の中から好きな漢字を選んでもらいます。「幸」や「友」など明るい漢字が人気です。清書ということもあって、真剣なまなざし。先生も一緒に筆を持って教えてくださいます。やはり先生と一緒に練習すると皆さんとっても上手になっているような…!!
最後に台紙に作品を貼って、清書の完成です!
皆さん、とても嬉しそうに見せてくださいます。それぞれの個性溢れる作品に見ている私たちも楽しくなります。作品は大切に家に持って帰られました。
3回のワークショップを終えて
ほとんどの方が書道は初めての経験のようでしたが、3回のワークショップを経て、1つの作品を完成させることができました。難しかったとは思いますが、皆さんとても楽しそうに練習してくれたことが印象に残りました。
最後にはなりますが、丁寧に教えてくださったヒラドキー由紀先生、本当にありがとうございました。また見本を作成したり、1人1人に丁寧にフォローしてくださったボランティア参加者の皆さま、ありがとうございました。
片づけなどにもご協力頂き、皆さまのおかげで参加者の方々もとても楽しく書道を体験することができたと思います。
今後もボランティアの皆様にとっても、新しい発見の機会や有意義な時間となるような活動を企画してまいりますので、皆さまぜひ我々の活動にご参加ください!
Comments