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執筆者の写真NYdV Teamleader

【活動報告】折り紙ワークショップ

皆様、こんにちは!NY de Volunteer です。

今回はNY市内のレクリエーションセンターで行った、折り紙ワークショップの模様をお伝えします。3月27日を皮切りに、Chelsea Recreation Centerにて3週連続で実施しました。毎回違うテーマで初級、中級、上級と作品のパターンを用意し、最後は自分の一番気に入った作品を発表してもらいました。


>目次
3/27 第1回目:箱

4/3 第2回目:封筒

4/10 第3回目:動物

ご紹介:日本の学生NPO BORDER FREE

3回のワークショップを終えて


第1回目:箱

初回のこの日は、まず最初に折り紙を初めて体験する方に向けて、簡単に紙と折り紙の歴史を説明しました。

「・・・紙は7世紀に中国から日本に渡ってきて、8〜9世紀頃には日本の紙(和紙)は質、色、デザインにおいて ” 敵なし” の状態であった。しかも、紙作りの技術がヨーロッパに渡ったのは13世紀、つまりヨーロッパよりも600年も先に日本人は紙作りを始めていた・・・」

という日本の誇らしい紙の歴史には、参加者から感嘆の声が漏れました。


そして各テーブルに分かれ、色取り取りの折り紙の中から好きな色を選んで、いよいよ折り紙の体験開始です。

まずは、箱の中でも初級のレベル1、Easy Boxです。角と角を合わせて折る、センターラインに端を合わせて折るなど、普段あまり行わない細かい作業に大人も子供も必死です!

折りやすいように何度も折っては広げを繰り返し、折り筋をつける工程を経て、ようやく出来上がり!


次は中級のレベル2で蓋付き箱(Box with a lid)。箱本体も蓋も折り方はほぼ同じですが、2枚の折り紙を使い蓋用は一回り大きめに作ります。大きめに作るためのポイントとなるところで「ああー、こうすることで大きめになるんだね!納得!」と楽しんでもらえている様子です。


今回は上級のCubic Boxまで辿り着いた方はほとんどいませんでしが、最後に綺麗な絵柄付きの折り紙で渾身の作品を作ります。出来上がった作品にみなさん満足そうな笑顔です😌


第2回目:封筒

この日は暴風雨という悪天候でしたが、初回のリピーターの方も来てくださり、途中でテーブルと椅子を追加するほどの賑わいです。


今回は途中ハサミを使ったり少し難しい工程が含まれていたため、教える側も途中で作り方を確認します!


大人も子供も可愛いハートやバニーの封筒に笑顔が溢れます。封筒の中にお母さんへのメッセージを入れてプレゼントしている姿も見られました。お母さんも嬉しそうです!


レクリエーションセンターの方の計らいで、みんなの作品を飾ってもらえました。

前回の箱も一緒に!


4/10 第3回目:動物

折り紙ワークショップ最終回のテーマは動物です。この日のゴールは鶴を折ること!

まずは簡単なうさぎやきつねから。


1回目は苦労したけれど、2回目に折る時は慣れてきてスイスイと進み、「今度は早く折れたわ!」と喜んでくださる方も!

子供達もうさぎやペンギンに可愛い顔を書いて、にっこり(写真)


そして最後は鶴に挑戦!

鶴は相当難しいかと思っていましたが、1回目から参加してくれている方々を中心にかなりの方が完成させることができた様子です。(写真)



ご紹介:学生NPO Border Free 


この最終日は日本で活動している学生NPO BORDER FREEのメンバーのお二人が、当団体の見学も兼ねてボランティアとしてご参加くださいました。

BORDER FREE メンバーの村上晃一さんと井上太一さん 


BORDER FREE は、東京都多摩市を拠点に教育活動を行っている学生NPO団体で、日本の教育格差の是正を目指し、家庭環境に恵まれない子供や学校に馴染めない子供など、全ての子供へ安価で質の高い教育を提供することを目標に活動されています。

詳細は彼らのHPをご覧ください。(外部リンク)


私どもNY de Volunteerのプログラムの中にも、Underserved Area にある学校やアフタースクール施設で日本文化や遊びを紹介し、子供達にいろいろな体験を通じて視野を広めてもらいたいという思いを強くもち実施しているものがあり、彼らと共通する思いがあります。

彼らは、貧困の連鎖や教育の不平等などの問題に対し、学生でありながら自らの手で何かを変えようとする強い意志を持ち、NPOを立ち上げました。彼らの行動力に感銘を受けると同時に、彼らの活動がさらに広がることを願ってやみません。


3回のワークショップを終えて


今回すでに折り紙を知っている人もいましたが、初めて折り紙を体験した6才のダニエルくん(下記写真左側)は、最初は自信なさげにはにかんでいましたが、自分で作った封筒を多少驚きの気持ちで誇らしげに見せてくれる姿に、お母さんも感激していました。

この光景がクラスの方々で見られ、とても心あたたまる会となったことにボランティアの皆さん、我々スタッフにも笑顔が零れました。


そして最後になりましたが、今回の折り紙ワークショップにご協力いただきましたボランティアの皆様、本当にありがとうございました。ワークショップ参加者の皆様や施設の担当者から「また戻ってきて〜!」とたくさんラブコールをいただきました。

またいつか実施する際には是非お手伝いください!


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