~社会問題と向き合い、社会貢献を直に感じられる最高の経験!~
企業も“社会貢献”が求められる時代ー
社会問題に直接関わることのできるボランティア経験がより求められる時代が来た!
米国におけるボランティア活動は、米国市民の日常的な活動として根付いており、米国市民は、休日や平日の朝活として地域コミュニティやNPO法人が主催するボランティア活動に参加している。近年では、企業でも社員がボランティアをするための「ボランティア休暇制度」を導入する企業が増えており、社員にボランティア活動への参加を奨励、ボランティアを通じて社会貢献の重要性の理解促進や社会問題への意識付けを図っている。また、企業が自社社員にボランティア機会を提供している企業も多い。米国でのボランティア活動は、ホームレス支援、障がい者支援から地域の公園や学校の清掃など多岐に及んでいる。
2020年に世界中を襲ったパンデミックにおいても、被害が甚大であったニューヨークでは、市民達のボランティア活動が復興を支えたことは記憶に新しい。2020年はパンデミックの影響で、米国内でボランティア活動が特に盛んであったということもあり、2021年4月の米国のNational Volunteer Week(米国政府が定めた全米ボランティア週間)の期間に、米国政府より米国民に向けてボランティア活動への従事に対する賞賛とさらなる奨励の声明(※)が発表された。
2015年以降、日本でもSDGsを掲げる企業が増え、企業の存在目的は「社会課題の解決」と提唱する様になってきた。起業家の中でも「社会課題の解決」・「社会貢献」を目的とした起業も盛んになり、「社会課題の解決」・「社会貢献」は、企業が生き残るうえでの必須条件となる時代になった。そうはいっても、日常生活や企業で普段の業務に携わっていると、自分の行動・会社での業務が「SDGs」や「社会課題の解決」につながっているのかわからなくなる時があるかもしれない。NY de Volunteer代表の速水は、「ボランティア経験は、社会貢献を直に感じられる経験。本当に人の役に立つことは何かを考えさせられる。」と語る。
ボランティア経験は、価値観を変えるー
社会問題の観点を持ち、社会貢献を直に感じられる最高の経験。
速水は、ボランティア経験が豊富で、ホームレス支援から学習障がい児の学習指導支援、選挙活動ボランティアなど、これまで多岐にわたるボランティア活動を経験している。ボランティアは速水の日常生活の一部となっている。きっかけは、自身がキャリアを積んでいく中で、「自分は社会貢献できているのだろうか?」という、ふとした疑問からだった。
そこで、速水はボランティア活動に参加するようになり、普段の生活では知ることが出来なかった社会問題の観点が変わり、偏見がなくなり、価値観が変わっていった。自分の時間や能力を社会に還元することで、社会に貢献し、本当に人の役に立つことは何かを考えさせられるようになったと語る。そして、これこそがボランティアに従事する意義だと確信する。また、ボランティア活動のやりがいを感じる時は、受益者の生活にとってプラスになったことを実感したり、「ありがとう」という言葉をもらったとき。温かさを感じることが出来、これが一番の励みになっている。
“日本”を活かしたボランティア機会を提供し、NYに多様性を伝え続けるNY de Volunteer
速水がボランティア参加者として初めて参加したNY de Volunteerのプログラムは、日本文化をニューヨークの子供達に伝える“Explore Japanese Culture Program”だった。その時は小学生に書道を教えたそうだが、子供達に癒され、期待をはるかに超えて感動したそうだ。(後にNY de Volunteerのプログラムは、体験・学び・交流を意識してプログラムを構成し、提供していることを知る。)また、NY de Volunteerは、日系の団体らしく運営がしっかりしていて、スタッフの対応も丁寧だったので、楽しく参加することが出来たと語る。
2021年5月、速水はNY de Volunteer代表に就任し、日本文化をニューヨーク市民に伝え、多様性を浸透させるために日々活動している。2020年のコロナ禍で起きたアジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)の増加は、NY de Volunteerの活動の重要性を再認識させるものだった。今後もプログラム内容をアップデートし、活動拠点を広げ、さらに活動を推進していく。そのためには、NY de Volunteerのボランティアプログラムにより多くのボランティアに参加していただくことが不可欠である。
これまでNY de Volunteerのボランティア参加者は、NY在住者、在NY日本人駐在員、日本人留学生、日本に興味のあるアメリカ人、日本語学習中のアメリカ人学生など多くの方にご参加いただき、参加者からは「楽しい!」「安心して参加できる」と好評いただいている。通算10,000人以上のボランティアに参加していただいており、リピーターも多く、コミュニティの輪が広がっている。
NY de Volunteerのボランティア経験を通じて、グローバル人材として飛躍してほしい。そのための環境を提供しづつける。
ニューヨークには、多くの日本人が暮らしているが、新しいことに踏み出せない、何をしたら良いかがわからない人も多くいる。NY de Volunteerは、まずはボランティアをやってみようと提唱したい。そのためにボランティアをしやすい環境を作る、これがNY de Volunteerの使命の一つとなっている。また、参加者の多様性も重要な課題となっており、働き盛りの男性、日本人以外の人の参加者数も増やしていきたい。前述のように、企業もボランティアを奨励し、企業自体もボランティアを提供する時代となった。日々の生活や仕事に新たな視点を取り入れるためにボランティア活動に参加することは、非常に大きな意味を持つ。NY de Volunteerでは、在ニューヨークの日系企業と連携してボランティア活動を推進している。企業ボランティアは今後さらに拡充する予定だ。
「ボランティア経験を通じて、社会問題に向き合い、自分の時間や能力を提供して社会貢献をする。楽しさ、心温まる経験をしていただき、さらに得られた気づき・出会い・自発的に行動出来た自信を宝に、ボランティア参加者の皆様には、グローバル人材としてご自身の興味ある分野でさらなる飛躍を遂げていただきたいです。」というのが、速水の強い思いだ。
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NY de Volunteer アドバイザー
速水秀葉(Hideyo Hayami)
神奈川県横浜市出身。ニューヨーク在住。父親の転勤で幼稚園から小学校卒業までをリオデジャネイロとニューヨークで過ごす。帰国後から大学卒業まで日本で過ごすが、大学卒業後は、スーツケース1つ&段ボール1箱のみで、世界のビジネスの中心地・ニューヨークへ渡る。スタートアップで経営に携わった後、コロンビア大学院修了。戦略コンサルタントとして長年活躍する一方で、NY de Volunteerでアドバイザーとして団体を支える。ニューヨーク在住歴は25年以上に及ぶ。愛犬家。
NY de Volunteer 広報担当 高林 啓美
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